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フリーランスに屋号って必要?必ず気を付けるべき4つのポイント

フリーランスになると会社名という看板がなくなる

サラリーマン時代、お客様や取引先とはまず会社名を名乗って後から自分の名前や部署名を名乗る、「▲▲株式会社■■部の○○です」というのが当たり前だったと思います。相当優秀な方であれば会社関係なく個人で評価され取引になることがあったかもしれませんが、一般的には、会社対会社の取引であり、お互いの会社名が商品やサービスの信頼性を担保する元になっています。

しかし、フリーランスとして起業すると基本は個人事業主になります。登記して会社化し、株式会社を設立する人がいるかもしれませんが、多くのフリーランスのみなさまは、会社名がなく「○○」ですと個人名だけでお客様に認識してもらうことになります。

このような場面でフリーランスにとって活用することができる、会社名やサービス名の代わりになり得るものが「屋号」です。

フリーランスになると会社名という看板がなくなる

フリーランスにとって、会社名の代わりに屋号が看板になる

先述の通り、屋号は会社で言うところの「▲▲株式会社」にあたる部分で、フリーランスの皆さんが日々行っている事務所や店舗、事業の名称のことを「屋号」と言います。

屋号の起源は江戸時代にさかのぼります。当時、武士以外は名字をつけられなかったのですが、商人たちの店などを区別するために、地域の名前やどんな店を営んでいるかといった情報から自由に屋号がつけられるようになったと言われています。

フリーランスに屋号って必須なの?

結論から言えば「屋号」はなくても問題はありません。起業する際に提出する開業届の中には、屋号を記入する部分もありますが、候補が絞り切れていなければ空欄のまま提出しても、問題なく受理されます。

ただ、皆さんが何を行っているフリーランスなのかという商品イメージを固めるためにも、屋号は登録しておいたほうがベターと言えるでしょう。

フリーランスが屋号をつけるメリットとデメリット

まずはメリットについては先述の内容ともかぶりますが、

自分自身や事務所、商品などがブランディング可能

屋号付きの銀行通帳などを作成することが可能

などが考えられます。

屋号があれば、屋号をチェックするだけで何をしているフリーランスなのかわかりますし、クライアントが入金作業を行う際、振込先の口座の名称が個人名なのと屋号なのとのでは、株式会社とはまではいかなくても信用の部分で少しイメージが変わってきます。

一方、屋号をつけることにはデメリットというか注意すべき点もあります。

屋号でイメージがついてしまう。

将来的に、屋号と実務がかい離する可能性がある

などが考えられます。起業時にただ目立てばよいと自由に名前をつけてしまうと信用を損ないますし、あまりに限定的な屋号をつけてしまうと、実は幅広いスキルを持っていたとしても文字から連想されるイメージに縛られて、受注が減ってしまうかもしれません。

また、この変化が多いこのご時世、注意して屋号をつけても、状況に合わせて商品や店のサービスを拡充していった結果、10年後、20年後、屋号と実務が合致しなくなる可能性があります。なお、屋号は自由に登録内容を変えることができます。しかし過去に出会った人や企業が、屋号を変更した際にあのときのあの事務所か、と認知してくれている保証はありません。

これは企業の事例ではありますが、富士フィルムは、社名にフィルムと入っているものの、実際はフィルムで写真をとらなくなったため、フィルムの販売から一転して、フィルムの技術を応用した化粧品の開発を手がけています。このように長年事務所や店舗を構えていると、屋号と実際の活動業務にズレが生じてしまうことが考えられます。

それではここからは、フリーランスが屋号を付ける上で気をつけるべきポイントについてご紹介していきます。

フリーランスが屋号を付ける上で、必ず気を付けるべき4つのポイント

フリーランスが屋号を付ける上で、必ず気を付けるべき4つのポイント

1.屋号の名前はフリーランスの業務内容と一致させる

先にも述べた通り、屋号は自由に決められますが、屋号の印象・イメージがフリーランスとしての活動領域にも影響を及ぼします。そこで限定的すぎず、それでも何ができるかは伝わるように屋号をつけましょう。ご自身のフリーランスとしての業務内容を想像できる屋号の候補を複数用意し、つけた屋号の名称が10年後・20年後も使えそうかもチェックしたいところです。

2.屋号をつける上で差別化も重要

屋号が関連しない商標登録や別の株式会社、店名と似たような名前だと、クライアント側が、迷ってしまいます。先に述べた通り文字のイメージが限定的すぎると、イメージに引っ張られ起業して取り組む範囲が限定される可能性があります。かといって抽象的すぎると、何をしている人なのかがわからなくなります。屋号の候補をあげる際は、何をしているフリーランスなのかわかる内容かつ、他の屋号と差別化をしないといけないですね。

そのため屋号の名称はご自身が、フリーランスとしてお客様へ売りにしたい現在の差別化要素、あるいは今後差別化していきたい要素は何なのかを意識した上で決定したいところ。それが、フリーランスとして活動していく中でご自身のブランディングにもなります。自分自身を商品として捉えると、屋号をつける上での差別化は非常に重要な検討項目です。

3.読みにくい屋号はもちろんダメ

もし名付けたい屋号の名称があり、いくらその文字にこだわりがあったとしても、読みにくい屋号は避けるべきでしょう。書類手続きをする際に、どんな文字で表記するのか説明する余計な手間が生じます。あるいは、お客様とミーティングする際に、屋号の説明に毎度時間をとられるのは効率が悪く感じられます。

4.屋号で使ってはいけないキーワード

フリーランスがつける屋号は何でも自由に決められるわけではありません。

たとえば「●●会社」や「●●法人」といった、会社法人と誤解されかねない文字を含んだ屋号は禁じられています。同様の理由で、●●銀行などもNGです。

また、屋号付けの落とし穴としてあるのが、商標登録済のワードです。もちろん世の中すべての商標登録状況や商品名などをチェックするのは難しいです。しかし、もし有名ブランドと1文字違いの屋号を設定した場合、誤認を狙ったようで印象が悪いです。また、意図せず他の商標登録名と重複してしまうと先方にも迷惑となるため、気をつけなければいけません。

すでに登録されている特許や実用新案、意匠、商標登録は、特許情報プラットフォームで確認することができます。起業して屋号の候補を決めるのと並行してチェックしておくとよいでしょう。

フリーランスが屋号を付ける上で参考になる2つのテクニック

その他、必須というわけではないですが起業したフリーランスが屋号の候補を考える上で参考に出来る3つのノウハウを紹介します。

1.屋号の検索ボリュームを意識するとなおよし

どんなに魅力的な商品があっても、お客様に見つけてもらわなければ良さをアピールできません。欲を言うのであれば、ご自身がつけようとしている屋号の名称がどれくらい検索されているキーワードなのかを調べてみることをおすすめします。

うまくするとお客様がGoogleやYahoo!などの検索エンジンを介して、皆さんのHPにたどり着き、仕事を発注してくれる可能性が高まります。

なお、Googleの検索ボリュームに関しては、Googleが公式に提供しているキーワードプランナーで調べることができますので、屋号をつける際にはぜひチェックしてみてください。

但し、大きな注意点が1つあります。同じことを考える人はたくさんいますので、検索数が多いキーワードには競合も多く、似たような屋号やサービス名、商標登録名があるかもしれません。また検索数が多いキーワードはそもそも、一般的な文字列の用語である場合があります。そうなると必須で挙げた差別化が難しくなったり、自分のブログやホームページを作った際にもGoogleなどの検索エンジンでの検索結果の上位に入ることが難しくなってしまいます。

そのため、検索数が多い屋号の候補を探しつつも、他の店舗や事務所、株式会社などと名前が似ていないかという競合性も意識しなくてはならないポイントです。

2.屋号名の画数から判断する手段もある

これは、好みの問題もありますが、風水などに興味がある方であれば、屋号に使っている文字の画数をチェックしてみてもいいかもしれません。一般的に、事業が大きく伸びる画数は、

5・6・7・11・13・15・16・17・18

などと言われています。これはとても奥が深い世界のため、詳細は割愛しますが、事務所や商標登録する名称を決めるときに考慮する方もいます。もし気になる方がいれば、詳しく調べてみてください。

他の人と同じ屋号はダメ?

屋号は本来自由に決められるものですが、思い浮かぶものがすでに他にあったり似たものになってしまうということがあるかもしれません。

業態や地域が違えば、同じ屋号が認められることもありますが、場合によっては不正の目的をもってすでにある事務所や会社名と同じ屋号を付けたという「営業主体誤認行為」にあたる場合もあります。他の人と同じ屋号名を付ける際は十分にチェックしておくことが大切です。

また、知名度のある商標登録や大手株式会社などの名前を使うと、業態、地域が違っても誤認行為にあたる可能性が高まります。よほどの理由がない限り、他の人を同じ屋号名を候補にするのは避けたほうがベターです。

思い浮かんだ屋号のアイデアについては、必ず自分でGoogleなどを使って検索をしてみて、必ず同じものがないかをチェックしましょう。

まとめ

以上が、フリーランスが屋号を付ける際に気をつけるべきポイントです。NGな事例文言は必ず避けなければなりませんが、それ以外の全てを網羅することは難しいかもしれません。その場合は、皆さんがフリーランスとして活動していく中で何を重視するかを自由に考え、優先順位をつけるべきです。一度つけた屋号は後に変更も可能ですが、お客様にははじめのイメージがついてしまうことが多いので、じっくり検討して上手に屋号の名前を決めてください。

とはいえ、屋号を考えることに必要以上に時間を割いてしまうことも勿体ないですので、もし決められなければ、まずは屋号無しで開業してしまっても問題ありません。起業家として事務所や店舗を切り盛りし、お客様と商品をやりとりしていくなかで、良いアイデアが生まれてくるかもしれません。

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