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フリーランスは保育園の審査が通りにくい?入園確率を上げるための秘訣とは?

日本では、保育園入園は狭き門!

働き方改革が推進され女性の社会進出には追い風と思いきや、子供を抱えて働く親にとって乗り越えねばならない大きな壁である保育園入園のための活動、通称「保活」。審査の加算対象でもあるフルタイム正社員であっても大変なこの「保活」は、フリーランスにとっては輪をかけて大変なイベントです。

女性の社会進出が推進されている反面、比例するように保育園や学童クラブなどの待機児童問題がテレビや新聞、雑誌などのメディアで見かけることも多くなってきています。「保活でうつに…」「保育園落ちた」などの記事を見るにつけ、保活が大変なことは理解しつつも、まだ幼い子供を自宅であやしながらフリーランスの業務との両立を選択することがいかに大変かは想像に難くありません。可能であるならば保育園や幼稚園に預けたり育児サポートを得たいと考えている方が多いことでしょう。

まことしやかにささやかれる「フリーランスって保育園に落ちるらしいよ」「自宅で面倒見られるって思われて、落とされるらしい」というネガティブな噂の数々・・・今後、結婚・妊娠・出産を考えているフリーランスの方にとっては不安を覚える噂。しかし、これらは本当なのでしょうか?もし本当ならば、フリーランスであることが保育園の入園審査にどれだけ影響を与えるのか、またどのような対策をすれば企業勤めの会社員として働いている他の親御さんにも負けず入園資格をもらえるのか知りたいですよね。

保育園探しを始める前に知っておけば、絶対に損はしないはず!ここではフリーランスとして働く親が、子供の保育園入園を決める秘訣をご紹介します。

【参考】平成27年4月の保育園等の待機児童数とその後(平成27年10月時点)の状況について(厚生労働省):http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000078441.html

【参考】待機児童問題(朝日新聞デジタル):http://www.asahi.com/special/taikijido/

【目次】
1.フリーランス必見!子供の保育園入園を決める6つの秘訣
――個人事業主として開業届を出しておく
――考えるより、まず先に託児実績!
――労働状況申告書と就労実績表でガッツリ働いた証明記録を残す
――ある程度の妥協は仕方ない!倍率の高くない保育園を選ぶ
――早いほどいい!0歳児で応募する
――実はある!フリーランスに優しい自治体を選ぼう
2.その他、よくあるフリーランスの保育園に関するQ&A集!
――サラリーマンからフリーランスに転身!保育園は継続できるのか?
――フリーランスママが2人目出産!リアルな保育園事情に迫る?!
――フリーランスの場合、少なすぎる収入は保育園入園に不利?
――フリーランスだからと言って認可保育園に入れないことはない!?
――幼稚園という選択肢も考慮の余地はある?

会社員に比べて、フリーランスは保育園を落とされやすい・・・ウソ?本当?

会社員に比べて、フリーランスは保育園を落とされやすい・・・ウソ?本当?

多くの自治体では、保育園への入園申し込みの審査は子育て環境を評価するポイント制になっています。つまり「仕事と育児の両立が難しそうよね!」と自治体が判断した家庭ほど高い点数を獲得することができ、高得点の家庭から順番に入園許可が出る制度となっています。例えば、以下のようなご家庭が高得点を獲得します。

・夫婦とも企業に勤めている共働き。昼間に子供の面倒を見る人がいない家庭

・父母共に両親が遠方に住んでいて子どものを預け先がないという家庭

このようなご家庭が高得点を獲得してしまうと、在宅フリーランスの方の立場は少し弱くなってしまいますよね。フリーランスとして働いている方の中には在宅にて作業をしている方も多いでしょうが、その場合自宅で子供の面倒をみながら仕事ができると考えられてしまい、なかなか入園許可がもらえず苦労する人も多いようです。

しかし、諦めてはいけません!少しでも保育園の入園確率を高めるために6つのポイントを紹介します。これを押さえれば、フリーランスの方でも保育園の入園許可の決定率がアップするはずです。

【ポイント制の例】東京都品川区:http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/page000028000/hpg000027969.htm

フリーランス必見!子供の保育園入園を決める6つの秘訣

秘訣①:個人事業主として開業届を出しておく

入園審査における就労の点数基準は、1日8時間以上の労働を月20日以上しているフルタイムの正社員の指数が10、パートや自営業の指数は9となります。同じ条件で在宅の自営業の場合は指数が8となるので、自営業だからと指数が大きく変わるわけではありません。

しかし、ここでいう在宅の自営業と在宅フリーランスとはちょっと違います。簡単に言えば、「在宅の自営業=開業届を出している人」のことを指します。もし開業届を出していない場合は制度上「内職」という扱いになり、指数はたったの5にしかなりません。これは何だか損をした気分ですよね・・・逆に言えば開業届を出しておくことで、付与される指数が大幅にアップ(加点)するということです。「でも、開業の手続って面倒くさいのではないのか?」という人もいるでしょう。それが、意外と簡単なのです。

開業届は書類一枚を役所に提出するだけで、意外と誰でも簡単に行えますので、確実に行っておきましょう。

【開業届サンプル】(国税庁)

個人事業主として開業届を出しておく出典:国税庁

秘訣②:考えるより、まず先に託児実績!

保育園へ入園を申し込む前に、できることはたくさんあります。

将来の不安に押しつぶされそうになり、あれこれと悩む期間を経ても行政の制度が変わらない限り事態は好転しません。コストはかかりますが、保育サービスを経験をしてみましょう。認証保育所や認可保育園の一時保育サービス、ベビーシッターサービスなどであれば1日や数時間から利用することができます。子供を預けて仕事をする経験を得ることもできますし、こうした実績は「調整指数」として扱われ入園判定のポイントに加算されます。他にも調整指数として優先的に扱われる加点ポイントは、以下の通りです。

・ひとり親家庭である

・生活保護を受けている

・子供が障害を有する

・兄弟姉妹が同じ保育園に通っている

・自治体によっては、長く住んでいる家庭を優先

・早期に職場復帰する人を優先

認可・認証保育園を考えている人は、まず現在お住まいの自治体の条項を確認しましょう。特にフリーランスの方は自身で仕事をコントロールできることもあり、企業勤めの方の職場復帰よりもタイミングを調整しやすいので、早めに仕事に復帰して調整指数を稼ぐという方法もありますね。

秘訣③:労働状況申告書と就労実績表でガッツリ働いた証明記録を残す

正社員の場合は「勤務証明書」を提出しますが、フリーランスの場合は「労働状況申告書」を提出することになります。ここには職種、仕事内容、就労日数や収入などの基本事項を記載します。

しっかりと労働したことを証明するために、例えば以下のように記入しましょう。

【労働状況申告書】

・氏名:○○○○

・職種「○○」

・具体的な仕事内容「例:取材・執筆・在宅事務・データ管理・サイト運営など」

・就労日数「週○日」

・就労時間「朝7○時~夜○時までの合計○時間」

・休み「不定期 」

・確定申告済み

・国民健康保険加入

・収入(直近3か月分 ○○円)

・必要経費(直近3か月分 ○○円)

・年収○○○円程度

さらに、具体的に業務にどのように時間を割いているのかを明確に記載した「就労実績表」も一緒に提出しましょう。こちらに関しては既定の書類はありませんので、自分で作成してください。

予定がびっちりと書き込まれた手帳のコピーでも良いのですが、相手に理解してもらうためにも、Excelなどを使用して作成することをオススメします。フリーランスを経験された方やフリーランスの方と働いたことのある方以外にはフリーランスの仕事の実態は意外に掴みにくいものです。就労実績表は国や自治体にどんな仕事をしているのかを理解してもらうきっかけとなります。

毎月の勤務日数や勤務時間だけでなく、どこでどのような仕事をしているかきちんと記録をつけて証明しましょう。仕事による外出が多い方の場合、保育の必要性は高いと判断され優先度が上がることもあります。取引先企業との打ち合わせなど仕事による外出が多いのであれば、どんな理由でいつ外出したのかも忘れずに記入し「忙しくて日中の保育が難しい」ということをしっかり伝えましょう。おおよそ3ヶ月分くらいの証明記録を提出すれば日常的な業務状況を相手に伝えることができるでしょう。もし可能ならば、行政担当者の方に直接説明する機会など作れると尚よしですね。

秘訣④:ある程度の妥協は仕方ない!倍率の高くない保育園を選ぶ

保育園の審査では、ポイントの高い希望者から優先的に希望を出した保育園に振り分けられていきます。つまり一番重要視すべきは「入園審査のポイントを上げること」となります。しかし、当たり前ですが勝手に加点できるわけでもありません。

フリーランスに限らず、保活をしている多くのご家庭が理想に適った保育園に入園できるわけはありません。自宅からの距離や延長保育のあるなしなど、調整できるところはないでしょうか?最寄駅から少し距離のある保育園や延長保育の終了時間が早い保育園は相対的に入所の倍率が低くなりがちです。「倍率の低い保育園を第一希望にする」ことで応募者数が少なければ、それだけ内定をもらえる確率が上がります。

ただし、ここでの注意点は「倍率が低い理由がある」ということです。駅からの距離や園庭の広さといった環境面もあるでしょうし、保育園の雰囲気や園の保育方針などの風土面での問題もあるでしょう。その保育園がなぜ倍率が低いのかは事前にしっかりとリサーチしておきましょう。ネットの口コミや噂を集めるだけではなく、直接保育園に訪問してみるなども重要です。

定時が決まっている正社員と異なり、フリーランスの場合労働時間のコントロールはしやすいと思います。その優位性を考慮すれば、例えば最寄駅から遠いなどの立地条件が倍率を下げている理由の場合、フリーランスにとってはその保育園は穴場だといえるでしょう。

秘訣⑤:早いほどいい!0歳児で応募する

できるだけ子供を早いうちに保育園に入園させることが、保育園入園の秘訣です。

新年度を迎えると、前年度から預けられている子供たちは繰り上がりで1歳上のクラスに進級します。保育士の配置基準から逆算した園児の定員もあり、保育士1人あたりが対応できる園児の人数が大きく変わるのは3歳児のタイミング。よほどのことがない限り退園や転園を決意する保護者も少ないため、ほとんど空いていない枠を狙って入園審査に応募し、内定をもらうことは極めて困難な状況といえるでしょう。

また、例えば子供が3歳になるまでは家庭で育児をしていて、4歳児から預けたいという場合、特別な事情がない限りポイントが加算される要件を満たすことは難しいでしょう。0歳児の場合は前年度から保育園に通っている園児もいないため、他の年次に比べて比較的内定がもらいやすいと言えます。

秘訣⑥:実はある!フリーランスに優しい自治体を選ぼう

「フリーランスに優しい自治体なんてあるの?」と疑ってしまう人もいるでしょうが、フリーランス人口が増加している現在、フリーランスという働き方に理解を示している自治体があります。そのような自治体が管轄する地域に住めば、保育園の審査の際に企業勤めの会社員の親の家庭に対する評価とフリーランスの家庭に対する評価に差がつきにくくなることも考えられます。

チェックすべきところは、就労・外勤(≒サラリーマン)と居宅内自営(≒フリーランス)において勤務時間、勤務日が同じ場合のポイント差異の有無です。

例えば、世田谷区は外勤・居宅外自営・居宅内自営でのポイントは同様であり、フリーランスに優しいと言えるでしょう。

実はある!フリーランスに優しい自治体を選ぼう出典:世田谷区役所(保育の利用基準)

もしお住いの自治体がフリーランスに厳しいようなら、場合によっては引越しをしたほうがスムーズに保育園が見つかる、という可能性もあります。引っ越しの検討が可能であれば、一度周辺の自治体に問い合わせをしてみることをオススメします。ちなみに、各自治体のポイントは自治体名と「利用基準」「調整基準」「選考基準」などの掛け合わせで検索をして頂くと確認ができます。

その他、よくあるフリーランスの保育園に関するQ&A集!

その他、よくあるフリーランスの保育園に関するQ&A集!

サラリーマンからフリーランスに転身!保育園は継続できるのか?

お住まいの地域の管轄である自治体によって方針や判断に多少の違いはあるでしょうが、基本的には「継続できる」と言われています。しかし、きちんと市区町村の役場に「サラリーマンからフリーランスに転身した」という書類を提出しなければいけません。提出が必要な書類は、「就労申告書」と「認定変更申請書」の2点です。認定変更申請書の中で、「変更希望年月日」と出てくると思いますが、これは「個人事業開業届を提出した日」のことです。また「勤務先」のところは、「自営業」と変更しましょう。

フリーランスママが2人目出産!リアルな保育園事情に迫る?!

会社に属していると、産後育休を取得した場合いくらかお金が出ますよね?フリーランスの場合、育児休業期間の制限がないわけですから、望めばいくらでも育児を理由に仕事を休むことができます。ただし、当然無給となります。まだ自分では何もできない新生児を放っても置けないし、お給料は諦めて少し育児のためにお仕事は休もうかなと考えて2人目を出産されたフリーランスママも多いようです。

しかし、問題はお金だけではありません。育休が無いことでの問題点は、上の子供がすでに保育園に入っている場合、「退園しないといけない可能性」も出てくるということです。また自治体によっては、2ヶ月で仕事復帰しないと退園という厳しいルールがあるところも…。フリーランスはただでさえ、保育園に入園するのが難しいと言われている中で、やっと決まった上の子の保育園。それなのに早期復帰しなければ、上の子も保育園を退園させられて自宅で面倒を見なければいけないなんて、フリーランスママの厳しい現実ですよね。

フリーランスママは、1人目、2人目共に、保育園事情はやや厳しめになっていると言えるでしょう。

フリーランスの場合、少なすぎる収入は保育園入園に不利?

さて、フリーランスの場合気を付けなければいけないことのひとつに「収入」があります。フリーランスは毎月の収入が安定していないので、「今月はガッツリ稼いだ」という月もあれば「今月は子供が熱を出し看病していたから、在宅ワークが進まなかった」という人も多いでしょう。法人取引と異なり、フリーランスの場合は取引先の希望する支払いサイトに従わざるを得ないこともあるでしょうしかし、そのようなフリーランスの状況はなかなか理解されず・・・収入があまりに少ないと「仕事というか趣味でしょう?」と見なされてしまう可能性も否定できません。自治体ごとで考え方に違いはあるようですが、定期的に安定収入が無いからと言って働いていないとみなされるのは、嫌な気持ちですね。

フリーランスだからと言って認可保育園に入れないことはない!?

保育園には国が定めた基準をクリアしている「認可保育園」と、国の基準は何らかの事情によってクリアしていない「無認可(認可外)保育園」があります。認可保育園は国の助成金があるため、無認可(認可外)保育園よりも保育料が割安になっています。一方で、無認可(認可外)保育園は国からの補助は出ていないので、保育料は認可保育園と比べると割高に設定されています。国が認めているという安心感と保育料の金額で認可保育園を希望するご家庭が非常に多いのが実情です。

実際に認可保育園は人気が高いため、フリーランスの方には不利だという話も聞きますが、絶対に入れないというわけではないようです。ただしポイント制になると、どうしても共働き会社員のご家庭にポイントで負けてしまうケースも多く、少しでも入園の確率を高めるために無認可(認可外)保育園を選ぶ人も多いようです。

幼稚園という選択肢も考慮の余地はある?

保育園だけでなく幼稚園に預けるという選択肢もあり得ます。正社員と同じようにフルタイムでバリバリ働きたいというフリーランスの方には幼稚園の預かり時間の短さはデメリットかもしれません。他方、乳幼児のうちは仕事もしつつできるだけ自分の手で子育てをして、その後子供を預けたいと考えている方にとっては、幼稚園の方が合っているかもしれません。フリーランスは定時のあるサラリーマンに比べて時間の使い方という点では融通が利くという点もあります。

現在では保育機能を持ち18時まで延長保育をしてくれたり、朝早くから預かってくれたりする幼稚園も増えています。また幼稚園は一般に4〜6歳児の養育を目的とする施設ですが、「満三歳児クラス」や、週に2〜3日で「プレ教室」などを実施している園もありますので、幼稚園という選択肢をお考えの方は、お住いの地域の幼稚園事情を調べてみてください。

まとめ

世間のイメージでは保育園に子供を預けるのが難しいと言われるフリーランスですが、圧倒的に大きく不利になる点は多くはないことが分かっていただけたかと思います。

さらに、ご紹介したように入園内定の可能性を上げるためにできることは多くあります。保育園に預けることで自分の仕事に集中できる時間が増えるだけでなく、お子さんにとっても同世代のお友達との交流の機会が増えますし、働く親同士のネットワーク作りや情報、悩みを共有する場にもなります。

フリーランスとして働く方で子供を保育園に預けることを検討されている方は、まずはお住いの役所に出向き詳しい資料をもらい相談するところから始めてみましょう。

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