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【知っておきたい契約のこと】業務委託契約を結ぶならここに気をつけろ!

【知っておきたい契約のこと】業務委託契約を結ぶならここに気をつけろ!

フリーランスとして仕事を受けるにあたり、取り交わすことが多いのが「業務委託契約」と言われる契約書です。制約や報酬、契約期間などを明確にした契約書で、多くのフリーランスが企業や行政機関など取引先から仕事を受ける際に結んでいます。トラブルの発生時に最後の拠り所となるのがこの契約書ですから何においても重要です。しかし、この業務委託を結ぶ際には注意してなければならないことがあるのです。

今回は「業務委託契約を結ぶ注意点」についていくつか紹介し解説していきます。フリーランスエンジニアとして活躍している方は、ぜひ参考にしてください。

そもそも会社員と業務委託の違いは?

まずは、企業に勤める会社員と業務委託の違いについて解説していきます。すでにご存じの方も多いでしょうが、まだまだ認識があいまいな人もいることでしょう。業務委託契約について詳しく知るために基本となる重要なポイントを列挙しましたので、正確に把握し契約締結の際には確認してください。

・雇用されている身であれば会社員
基本中の基本ですが、会社員とは「会社に雇用されている状態」を指します。会社の規模に関わらず正社員として雇用され、毎月の給料や就業時間などの就業規則に則って労働します。また、就業している会社によっては、さまざまな保障や社員の特典などが受けられることもあり、安定性や利便性もフリーランスと比べると高い傾向です。

・個人が会社から直接業務を受けるのが業務委託
一方、業務委託の特徴は「企業から直接業務を受ける」というものです。特定の業務をクライアントから直接案件として委託され「外部委託」として給料ではなく報酬を受け取ります。会社員とは違い毎月決まった額が支払われるケースは少なく、案件の難易度や成果物の内容によって金額が変動することが多い傾向です。そのため、場合によっては0円となることもあり、責任はすべて個人事業主であるあなたにかかってきます。

今すぐ把握しておくべき「業務委託契約」の種類

フリーランスであれば耳慣れた「業務委託契約」という契約形態があります。しかし、一口に業務委託契約といっても実は大きく分けて3種類あるのです。そもそも「業務委託契約」は、3種類の契約すべてに適用する言葉なだけで、実際には法律上この言葉は存在しません。法律用語としては、これから詳しく解説する3種類の用語が扱われています。契約書のタイトルはさておき、業務委託契約の中身がどのようになっているのか、確認してみましょう。

・請負契約
請負契約とは、契約上の業務内容を完成させることを約束するための契約です。完成し納品した成果物に対しての報酬が支払われるため、何カ月、何年費やして作業したところで契約時に交わした以上に報酬が増えることはありません。またクライアントから業務遂行中の期間に報酬が支払われることも基本的にはありません。納品した成果物に問題がないとして一旦報酬が支払われても、万が一一定期間内に重要な箇所に問題が発覚した場合には請負側には「瑕疵担保責任」が課せられるので注意が必要です。

・準委任契約
準委任契約とは、上記で解説した請負契約のように納品した成果物に対しての報酬を支払うことではありません。その業界のプロとして、クライアントに利益をもたらすような働きを期待され、受注側の作業内容や契約期間に応じて報酬が支払われます。準委任契約の場合、案件によっては取引先に常駐し作業するケースが多くなりがちです。ただしクライアント側から常駐を強制させることはできません。また、業務の進行や業務遂行に関する時間、服装、その他会社のルールに従う必要はなく、受注側の判断で業務を遂行することが可能です。

・労働者派遣契約
労働者派遣契約とは、労働派遣法に定められた契約です。請負契約と準委任契約は民法で定められているので、この2つの契約とは法律が異なります。労働派遣契約の報酬体系は準委任契約同様に契約期間に応じて支払われますが、労働者派遣契約では発注側が案件の内容に限らず業務に関する指示を出すことが可能です。そのため、労働者派遣契約を結んだ場合には、出勤時間や業務の進行方法、服装などのルールに従わなければなりません。一見準委任契約と似ているようですが、根本的な部分はまったく違うため、契約時は注意しなければならないことを頭に入れておきましょう。

業務委託契約を結ぶうえでの注意点

一口に業務委託といっても、いくつか種類が存在することが分かりました。責任を持つ範囲もそれぞれ特徴がありそうですね。フリーランスとして活動するのであれば、「請負契約」「準委任契約」を結ぶことが多いでしょう。民法で定められているこの2つの契約ですが、結ぶにあたり注意点が存在します。ここからは、具体的な「請負契約と準委任契約の違い」と「契約時の注意点」について確認していきます。

・請負契約と準委任契約の違いとは
請負契約と準委任契約の決定的な違いは「報酬が支払われる条件」です。請負契約では、納品した成果物の対価として報酬が支払われます。このとき、納期や締め切りなどのように成果物を完成させるまでの期日が指定されることはあるものの、業務期間を指定されることはありません。また、成果物を納品するまでのプロセスにも縛りがないことが多い傾向です。
その代わり、成果物を作成するにあたり業務が長期化してしまった場合でも報酬が加算されることはないので注意しましょう。あくまでも「成果物ベース」で責任が発生し報酬が支払われるのが請負契約の特徴です。

一方で、「期間ベース」で報酬が支払われるのが準委任契約の特徴です。当該案件における一定期間の業務を約束し、その期間の業務のプロセスに応じて支払いがされます。そのため、成果物自体がどれだけ優れたものであっても報酬には影響しないことが多い傾向です。成果物や結果などに自信がある場合には、準委任契約を結んでしまうと自分の納得のいく報酬額を受け取れない可能性があるので注意が必要です。

それぞれに特徴があり契約時には作業の「成果物」か「プロセス」どちらをベースとして契約することが自分へのメリットが大きいのか慎重に検討しなくてはいけません。作業の範囲も異なってきますし、知らずに契約してしまうと、後々トラブルを引き起こすことになり最悪の場合裁判沙汰…なんていう面倒な事態に陥ってしまいます。契約前に、結ぶ業務委託契約がどのようなものなのかをきちんと把握しておくようにしましょう。

発注者側との直接契約が不安なら「エージェント」に頼るのもアリ

フリーランスになると、企業や行政機関などの発注者側とのトラブルに悩まされるリスクが高くなります。クライアントからの依頼内容が抽象的であればあるほどトラブルがおこりやすいものです。業務の範囲や責任の範囲をしっかりと取り決めておくようにしましょう。会社員時代であれば会社が自分を守ってくれていましたが、フリーランスは、だれも自分を守ってはくれません。発生する責任はすべて自分にあるのです。そのため知識を得たり交渉して自分の納得のいく条件で契約を結べるよう自ら行動しなければいけないのが現状です。

しかし、そういった直接契約に不安があるのであれば、直接契約ではなく「エージェント」を仲介して企業の紹介を依頼し契約の仲介に入ってもらうのもひとつの方法といえます。報酬の交渉はもちろんのこと、契約の内容や万が一トラブルが発生した際のサポートも万全なエージェントが多数存在します。フリーランスになって間もない方や、発注者側との煩雑なやりとりが面倒な人にもおすすめです。

まとめ

フリーランスになった以上、会社員時代とは違って守ってくれる組織はどこにも存在しません。そのため、新たな取引先と契約する際には、契約内容を十分確認したうえで慎重に検討する必要があります。思わぬトラブルの発生を避けるためにも、フリーランスの基本でもある「契約」についてきちんと把握しておくことが大切です。万が一のトラブルに不安を感じる方は「エージェント」を活用し企業を紹介してもらうなどといった選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。

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